キャナエル設計CANAEL PLANNING FROM FUCHU

週の大半がリモートなので家のことも感知しながら籠れる空間がお気に入り。
夕方、子どもたちの帰宅時間、騒がしくなるのでサーっと2階のリモート室に避難。

庭が広くないため、家の中で子どもたちが走れる広さが欲しかった。全長14mだ。子供には早く独立してもらいたいから、子供室は狭くした（ちょっと居心地悪く？）。でも一緒にいる間は、何か記憶に残る毎日を送らせたい。

折角の持ち家だし、賃貸と違って、普通じゃない、一年の季節感を味わってほしい。たとえば、2階のオープンデッキに、子どもたちと季節のイベントを飾ってみる。大きなクリスマスツリー、お雛様、5月の節句、七夕、秋の十五夜飾りなどなど。

家族が集まるリビングから、オープンデッキを見ながら食事をしたり、くつろいだり、その時々の季節を感じたい。このオープンデッキの思い出を写真にして、長いダイニングカウンターに毎年毎年、並べるのが楽しみだ。

親世帯と当然ながら生活時間が合わない。
いつものように少し残業して帰宅する。階段の上り下りのドタバタも全く気にせず2階のリビングへ。
もちろん最初に玄関収納で花粉が付いているはずの上着を脱ぐ。それから玄関で手を洗う。・・・きれいな状態で家族の居るリビングへ向かう。

大きな音でテレビを見ているらしい、階段を上るとよく聞こえる。
でもポケットフロアがあるから、下階の親世帯には何にも聞こえないらしい。

休みの日、遊びに行ったり、買い物に出かけたり、夜中に帰ってきたり・・・互いの玄関が全く見えない向きなので気にせずにいられる。
子どもたちも必要な時だけ、父や母に会いに行くようだが、そういえば私も頼み事の時だけ顔を出しているようだ。

ポケットフロアのお蔭で、近くて遠い暮らしが実現できたと思う。

出かけに天気予報を見なくなった。我が家では洗濯物を干せる場所が3か所もある。
しかも雨を気にせずに外に１つ、室内に２つ。花粉の季節は屋内干しとなる。

我が家の洗面脱衣室は超クールだ。「干す、たたむ、しまう」が一か所でできる。
お小遣い節約のためシャツは必ず自分でアイロンを掛ける。それもここでやれる。
しかも、太陽光発電が今日いくら稼いだか？モニターを見ながらできるのがいい。

久しぶりの休日、二人でこだわりのキッチンに立つ。
カクテルバーのようなカウンター。ハイスツールに妻が座り、私の手料理を待つ。
「奥様のボトルはまだキープされていますよ。」と冗談を言いながらグラスに注ぐ。
こんな時、部屋の掃除や片付けものなんか気にしていたらリラックスできない。
そもそも家中ほこりが付きにくい不思議な換気システムだ。
しかも、1年中、家中、夏は涼しくて、冬は暖かい。

さらに、パントリーやリビング収納などを充実させた。
片づける、というより、収納コーナーにササッーと移動するだけ。
ストレスフリーな毎日なのだ。