設計デザインについて

設計デザインについて

住むことを、住む人と一緒に考えたい。
あたりまえのことだけど、
私たちが一番大切にしている想いです。

「家に住む」ということは、単に家を持つことではありません。
家とは家族の日々の暮らしを包み込む大切な空間であり、人生の思い出が刻まれていく特別な場所。

だからこそ、私たちは住む人とともに、ひとつひとつ丁寧に「住むこと」を考えていきたい。

キャナエル設計には、お客様一人ひとりと向き合って、
それぞれの「至福のくらし」を形にするために、大切にしている想いがあります。

じっくりとヒアリングを重ねること

大切にしていること01

家族の「至福の時間」をデザインするために、
じっくりとヒアリングを重ねること。

あなたは何をしている時に一番リラックスできますか?
趣味を楽しんでる時、家族と一緒にくつろいでいる時、仕事や家事を終えゆっくり自分の時間を楽しんでいる時など…
私たちは、じっくりとヒアリングを重ね、ご家族がまだ気づいていない「暮らしの理想」を引き出し、住まいに「至福の時間」をつくります。

あなたの月曜から日曜までの暮らしをイメージし、そこから何十年先まで快適に過ごせる空間をご提案。
家族が自然と集まるリビングダイニング。お風呂上がりにビールを楽しむくつろぎの場所。ふと目に入る場所に写真を飾るスペースを設け、家族の思い出にいつでも触れられるようにしたり...
あなたが本当に大切にしたい「至福の時間」を、家というカタチにします。

「狭い土地だから」と諦めずにできる限りの工夫を尽くすこと。

大切にしていること02

「 狭い土地だから 」 と諦めずに、
できる限りの工夫を尽くすこと。

スキップフロアを活用した「2.5階建の家」なら、
狭小地の限られたスペースを1.5倍に広げることができます。

都心部の高い地価や不規則な土地形状では、ゆとりのある空間や趣味のスペースは予算に余裕がないと諦めることになります。
地下、1階と2階の間・天井裏などに空間をつくる「スキップフロア」だと、諦めることなく理想の空間を実現可能に。スキップフロアを活用した「2.5階建の家」は、土地の広さはそのままに1.5倍もの広さをつくります。

キャナエルはスキップフロアを活かした設計が得意です。たっぷり使える収納、子供の遊ぶ場所、ワークスペースや趣味を楽しむ空間など、限られた土地・空間を最大限に活用し理想を叶える空間を実現します。

Pickup Case

スキップフロア(ポケットフロア)でつくる、
大容量の収納と理想の暮らし。

こちらは2階建、完全分離式の二世帯住宅のお家。一階に親世帯2人が住み、二階に子世帯5人の合計7人。この人数だと収納スペースは大規模なものが必要になります。
そこで子世帯LDKの下に、畳12枚分の収納スペースを配置。大容量の収納でスッキリとした暮らしはもちろん、子世帯の足音などが一階の親世帯に聞こえにくくするのにも一役買っています。
収納だけではなく、両親と気兼ねなく住める、近くて遠い理想の暮らしを実現しました。

手描きスケッチイメージ

2階にある子世帯のLDK
2階にある子世帯のLDK
ポケットフロア
ポケットフロア
「できない」と言わずに実現への道を考えること

大切にしていること03

お客様の想いに「できない」と言わずに、
まずは実現への道を考えること。

Episode人生で3度目の住まいづくりに挑んだ、H様への提案事例

階段を北側にしたい。ただそれだけのことが難しい。

H様は既に土地をお持ちで、南からの日差しをたっぷり取り入れた明るい家を建ててくれる会社を探していました。しかし、いくつも訪れたハウスメーカーから、「それはできない」と断られ続けていたそうです。
その土地には高度斜線の制限があるせいで、北側を高くすることができず、南側にしか階段を配置できないという理由からでした。しかし、南に階段を配置してしまっては、十分に日差しを取り込めない。「どうしても階段を北側にしたい」という希望を叶えてくれる会社は、なかなか見つかりません。

南に階段を設置すると十分な日差しが取り込めない
南に階段を設置すると、十分な日差しが取り込めない

さらに、H様には「南の日差しを取り入れつつ、外からの視線を遮りたい」「夫婦それぞれの収納スペースが欲しい」といった要望もありました。

全ての希望を叶えることは、この土地では不可能なのか…。途方に暮れる中、ご縁があり、キャナエル設計に相談に来てくださいました。

南に階段があっても、明るい家にする方法はある。

限られた土地・厳しいルールの中で、いかにご希望を叶えるか。相談を受けた私は、変則的な階段を使うことをご提案いたしました。
「階段を途中で分けてしまいましょう。1階の階段は北側に配置し、2階には南向きに0.5階分の階段を設けます。」

キャナエル設計の提案
キャナエル設計の提案

設計や施工が難しくなる為、普通は階段を途中で分けるように設計しません。ただ、それは決して不可能なことではありません。

2階の階段下を開放することで、1.5階分の吹き抜けができます。これにより北側の高さを抑えて高度斜線の制限をクリアしつつ、南側の光を取り入れられます。また、ブラインドをつけることで、外からの視線もカットできます。
さらに、0.5階分の階段の両脇には、ご夫婦それぞれの収納空間を配置。この収納空間は階段脇のスペースを有効活用できる上、高さを制限することで、部屋が増えたことによる固定資産税もかかりません。

南に階段があっても明るいリビング
南に階段があっても明るいリビング
階段脇の収納空間
階段脇の収納空間
ハウスメーカーでは、ここまで夢をカタチにできなかった。

H様は、これまでに2度の家づくりを経験されており、今回が3度目でした。お引き渡しの時、言ってくださった言葉が心に残っています。

「1回目、2回目とハウスメーカーにお願いしました。ただ、今回はどうしても叶えたい希望が沢山ありました。谷平さん、ハウスメーカーではここまで夢をカタチにできなかった。」

他社で家づくりをされた多くの方から、「叶えられなかった希望」のお話を聞くことがあります。その多くは、「理論上は実現できるけど、設計・施工が大変だから『できない』ことにされた」といった内容のものでした。私はそんなお話を聞くたびに、なんともやるせない気持ちになります。

できることは、できないと言わない。
手間をかけてできることはやる。
そして、お客様の希望をいっぱいいっぱいに詰め込んだ設計がしたい。
私が独立をしたのは、そんな工務店をつくりたかったからです。

H様からいただいたお言葉は、そんな私の想いが一つ実現できたことを実感させてくれるものでした。

H様邸のリビング