【住まい手の暮らし紹介】vol.4 限りなくフラットで、できるだけ立体的な家
もともと、「平屋か半平屋の家」かつ「お住まいの町から離れない」ことを条件に土地を探されていたK様。
何とか家が建ちそうな大きさの土地が見つかったものの、京都の町家のように細長い土地でした。

その個性を最大に発揮できたお住まいがK様邸。
素足で子どもたちがバタバタと楽しそうに走り回る。端から端まで15m、これは子どもでなくても『えっ?』となる距離感だと思います。
たとえ、LDK20畳でも端から端までは10mないものが多い。
だからこの距離を面白く、魅力的に毎日の生活に生かすための工夫が随所にしました。
その一つが目線のトリック。奥の方に見える壁と手前の壁の距離の差でより遠近感が強調されます。
予算を抑えながら、壁紙の色柄を変えたり、照明を当てたりで工夫できる。
奥から歩いてくるママやパパを見ながら静かに勉強できるカウンターもある。
素足でバタバタと全力疾走で走ってくる子どもたち。
そんなイメージでこのフラットフロアができました。
(後半に続きます)
![CANAEL[キャナエル]設計](/img/logo.png)
